上棟式とは日本で建物の新築の際に行われる神道の祭祀のことです。
棟上げ（むねあげ）・建前（たてまえ）・たちまいとも言われています

竣工後でも建物が無事であるように願って行われるもので、通常、柱・棟・梁などの基本構造が完成して棟木を上げるときに行われるものです
式の方法や仕方には神社の祭祀のような規定はなく、地域による差異もあります
屋上に祭壇を設けそこで祭祀を行うものや、祭壇のみ屋上に設けて祭祀は地上で行うもの、祭壇も祭祀も地上のものの区別もあるのです

神社本庁では「諸祭式要綱」で上棟式の基準を示しています

それによれば、祭神は屋船久久遅命（やふねくくのちのみこと）、屋船豊宇気姫命（やふねとようけひめのみこと）、手置帆負命（たおきほおいのみこと）、彦狭知命（ひこさしりのみこと）及び当地の産土神です。

まず、他の祭祀と同様に修祓・降神・献饌・祝詞奏上が行われる。次に上棟式特有の儀式として、鬼鋼の儀（棟木を曳き上げる）、槌打の儀（棟木を棟に打ちつける）、散餅銭の儀（餅や銭貨を撒く）が行われています。最後に、他の祭祀と同様に拝礼・撤饌・昇神・直会が行われます。

建前、上棟とは普請を生業にする職人がいる地域では、棟梁（大工）が中心になり大工の作成した番付表（組み立て手順書のようなもの）を見て鳶職人が軸組みの組み立てを行い一番高い棟木を設置する一連の作業を指します

その最後の作業からその後の儀式を上棟式、棟上式といいます

こちらの写真は以前地鎮祭をされた施主様が先日上棟式をなさいましたのでそのときの模様です

上棟式を経ていよいよお客様の家づくりが形になって行きます

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